シチリア

シチリア -Sicilia-

イタリア半島の先にある地中海最大の島“シチリア”。大きさは四国の1.4倍とも言われ、南西方にはアフリカ大陸があります。地中海性気候で、気温は日本で言うと九州の南側と同じぐらいの暖かさ。しかし、標高約3,300mの活火山であるエトナ山や内陸の一部では雪も降ります。古代よりギリシア・ローマ・ゲルマン・ビザンツ・イスラムなど様々な国に支配されてきたこともあり、その都度、それぞれの食文化を吸収し、現在のシチリア料理が出来上がりました。1860年、ガリバルディの千人隊の征服でイタリア王国に併合。1946年にイタリア共和国となった際、その特別自治州となりました。現在、シチリア州には9つの県が存在しています。

店主

リカータにて

そんなシチリア南西部の海岸線沿い、アグリジェント県にある街が“リカータ”です。人口3万9千人ほどの観光客も来ない港町で、私は1年の修業時代を過ごしました。修業先は「リストランテ・ラ・マディア」という星付きの高級レストラン。
シチリア人シェフの考え方や、洗い場のシニョーラ(おばちゃん)が毎日つくる家庭の味のまかない、休みの日に食べ歩いた現地のトラットリアの味…
その1つ1つが私のシチリア料理の原点となっています。

シチリア料理とは

簡潔に言えば、「シチリア島の豊かな食材と様々な民族の食文化のカオスによって生まれ、引き継がれてきた料理」。逆にピンと来ないかもしれないので、あえて分かりやすい様な言い方をするならば、「魚介たくさん!エスニックでエキゾチックな南イタリア料理」という感じでしょうか。オレンジやレモンの柑橘類、アーモンド、ピスタチオ、松の実などのナッツ類をよく使うことも大きな特徴です。

料理

市場


外観

logo

シチリア料理を追求し 導き出した一皿を

シチリア・リカータでの経験を通して、京都烏丸でオープンしたのが、シチリア料理専門のイタリアン「Licata~リカータ」です。
イタリアの伝統料理や日本の食材を活かし、リカータなりにアレンジしつつも、本場の味と香り、色彩を再現した一皿をご提供しております。
素朴で力強いシチリアの料理とワインを楽しみながらシチリアの空気を感じていただき、「シチリアに行ってみたいな」と思ってもらえれば嬉しく思います。デートや宴会、記念日、誕生日、パーティー、ランチなど、様々なシーンでお越しください。

マファルデ

調理風景

クスクス